頭皮臭いヘッドスパで改善！悩み別に選ぶ対策と自宅ケア法

2025年6月3日2025年6月5日

「毎日洗っているのに、なんだか頭皮が臭う気がする…」
そんなお悩みを抱えていませんか？

実は、頭皮臭いヘッドスパは、そんなニオイトラブルに対する有効な解決手段のひとつです。
しかし、ただ受けるだけでは思うように改善しないこともあるんです。

そこで今回は、頭皮臭いヘッドスパの効果的な活用法と、自宅ケア・生活習慣を総合的に見直す方法まで、やさしく丁寧にご紹介します。
同じように悩んできた私の体験も交えながら、一緒に解決の糸口を探していきましょう。

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この記事のポイント

頭皮の臭いは皮脂・洗い残し・ホルモンなど複数の原因がある
ヘッドスパはクレンジング・血行促進・保湿の3点で効果が期待できる
自宅でも正しくセルフヘッドスパを行うことで十分な効果が得られる
生活習慣やストレス・食事の見直しも臭い対策にとって重要なカギ

毎日洗っても頭皮が臭う原因とは？見落としがちな3つの要因

「毎日ちゃんとシャンプーしてるのに、なんか頭皮が臭う気がする…」
そんな風に感じたことはありませんか？

実は、頭皮の臭いって“洗っているかどうか”だけでは解決しないケースが多いんです。
私も出産後、育児の合間にシャワーだけで済ませていた時期がありましたが、その頃からなんとなく頭のニオイが気になるようになりました。

そこで今回は、毎日洗っても頭皮の臭いが残る“見落としがちな3つの原因”について、わかりやすくお話しますね。

原因①：皮脂の過剰分泌と酸化

まず大きな原因が「皮脂の酸化」です。
頭皮には顔よりも多くの皮脂腺があり、日々たくさんの皮脂が分泌されています。
これが空気に触れて酸化すると、独特のツンとした臭いを発するようになるんです。

たとえば、揚げ物を放置したフライパンを思い浮かべてください。
時間が経つと油が酸化して嫌なニオイがしませんか？
頭皮も同じで、酸化した皮脂がニオイの元になるんです。

しかも、強く洗いすぎると皮脂が奪われたことを頭皮が感知して「もっと出さなきゃ」と逆に皮脂を増やすこともあるので、洗い方も大切なんですね。

原因②：シャンプーの洗い残し・すすぎ不足

意外と多いのが、シャンプーの“すすぎ残し”です。
とくに髪の量が多い方や、髪が長い方は、地肌までしっかり洗えていないこともあります。
シャンプーの成分が頭皮に残ると、それが汚れと混ざって雑菌の温床に…。

私も忙しい朝にパパッと済ませる日が続いたとき、ヘアブラシに鼻を近づけてびっくりしたことがあります（笑）
それ以来、後頭部や耳の後ろあたりまで丁寧に流すようにしています。

ちなみに、頭皮に残ったシャンプーは、毛穴の詰まりやフケの原因にもなるので、しっかりすすぐだけでもニオイが改善することがありますよ。

原因③：ストレスやホルモンバランスの乱れ

最後はちょっと意外に思えるかもしれませんが、ストレスやホルモンの乱れも臭いに関係しています。
というのは、ストレスを感じると皮脂の分泌が一時的に活発になることがあるからです。

育児や仕事に追われていたり、睡眠不足が続いていたりすると、自律神経のバランスが崩れて皮脂量が増えてしまうんですね。

たとえば、育児中に夜中何度も起きていた頃、なぜか頭がベタつきやすくて、「あれ？昨日洗ったばかりなのに…」と思ったことが何度もありました。
よって、外側からのケアだけでなく、内側のコンディションも整えることが大切なんです。

このように、毎日シャンプーしているつもりでも、皮脂の酸化・洗い残し・ホルモンバランスなど、さまざまな原因で頭皮の臭いが残ってしまうことがあります。

では、こうした臭いに対して、ヘッドスパはどんなアプローチで改善に導いてくれるのでしょうか？
次は「ヘッドスパはなぜ頭皮の臭いに効くの？効果の仕組みを解説」というテーマで見ていきましょう。

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ヘッドスパはなぜ頭皮の臭いに効くの？効果の仕組みを解説

「ヘッドスパってリラックスできそうだけど、本当に頭皮の臭いに効くの？」

そんな疑問を持ったことがある方も多いかもしれません。

けれども、ヘッドスパはリラクゼーションだけではなく、ちゃんと“根拠のあるケア”として、頭皮の臭い対策にも効果的なんですよ。

まず、頭皮の臭いの主な原因は、皮脂や汚れ、そしてそれらが酸化して雑菌が繁殖することでしたね。

そのため、ヘッドスパではこの「臭いのもと」をしっかりリセットしてくれる役割があるんです。

クレンジングで皮脂と汚れをしっかりオフ

ヘッドスパの最初の工程で行われるのが、頭皮用のクレンジングです。

これは、いわば「メイク落とし」と同じような役割を果たすステップです。

たとえば、顔に日焼け止めを塗った日って、洗顔だけじゃ落ちきらないことってありますよね。

それと同じで、頭皮もシャンプーだけでは落としきれない皮脂やスタイリング剤が残っていることがあるんです。

専用のクレンジングオイルやローションで、それらを浮かせて取り除くことで、酸化した皮脂のニオイを元からケアしてくれるんですね。

マッサージで血行促進と老廃物の排出をサポート

次に行われるのが、頭皮のマッサージです。

これには、単に気持ち良さを感じる以上の効果があります。

というのは、頭皮の血流が悪いと、老廃物が溜まりやすくなり、それが皮脂の分泌バランスを崩してしまう原因になるからです。

たとえば、水道の流れが悪いところにゴミが溜まるように、頭皮も“めぐり”が悪いと、皮脂や汚れがたまりがちになります。

だからこそ、プロの手による適度な圧でのマッサージは、血行を促進し、自然なターンオーバーを助けることで、臭いの原因物質をため込みにくくしてくれるんですね。

保湿と整肌で頭皮環境を健やかに

さらに、ヘッドスパでは頭皮の保湿も行われます。

これが意外と見落とされがちですが、実はとても大切なステップなんです。

なぜなら、乾燥した頭皮は「皮脂が足りない」と感じて、余計に皮脂を分泌してしまうことがあるからです。

すなわち、乾燥→皮脂の過剰分泌→酸化→臭い、という負のループが起こってしまうんですね。

美容サロンでは、頭皮専用の保湿ローションやエッセンスなどで、しっとり整えることで、このバランスを正常に戻してくれます。

精油の香りでストレスケアにもつながる

ちなみに、ヘッドスパで使われる精油やアロマオイルには、香りによるリラックス効果もあります。

ストレスは皮脂の分泌を活発にしてしまうことがあるので、アロマの力でストレスを軽減できれば、間接的に頭皮の状態を改善する効果も期待できるんですよ。

私の場合、柑橘系の香りが特に好きで、ヘッドスパ中にその香りが広がるだけで、「今、がんばってる自分をちゃんとケアしてるなあ」って実感できるんです。

このように、ヘッドスパはクレンジング・マッサージ・保湿・香りという4つのアプローチで、頭皮の臭いに根本から働きかけてくれます。

では、そんなヘッドスパを受けるにあたって、「美容室」と「専門店」のどちらを選ぶべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

次は「美容室と専門店のヘッドスパ、どっちがいい？選び方のポイント」を一緒に見ていきましょう。

美容室と専門店のヘッドスパ、どっちがいい？選び方のポイント

「ヘッドスパに行ってみたいけど、美容室と専門店ってどう違うの？」

そんな風に迷われている方、意外と多いんじゃないでしょうか。

たしかに、どちらも“ヘッドスパ”と名前はついているものの、提供される内容や雰囲気、価格帯などが少しずつ異なるため、自分に合った方を選ぶことがとても大切なんです。

では、それぞれの特徴を比べながら、選ぶ際のポイントを一緒に見ていきましょう。

美容室のヘッドスパ｜ヘアケアと同時に手軽に受けられる

まず、美容室で受けられるヘッドスパの最大のメリットは「カットやカラーと一緒にお願いできること」です。

たとえば、「子どもを預けられるのが2時間だけ」というママさんには、一度の来店で髪もケアできて、頭皮の汚れもしっかり落とせるのはうれしいですよね。

また、通い慣れた美容室なら、リラックスして施術を受けられるのも大きなポイントです。

ただし、サロンによってはオプション扱いになっていたり、シャンプー台での簡易的な施術にとどまる場合もあるため、事前に内容を確認することが必要です。

たとえば「スッキリしたけど、期待してたほどのマッサージ感はなかった…」と感じた知人もいましたので、価格と内容が見合っているかをチェックするのが大切ですね。

専門店のヘッドスパ｜頭皮のための本格ケアをじっくり受けられる

一方、専門店のヘッドスパは「頭皮ケア」に特化しているのが最大の特徴です。

施術前にマイクロスコープで頭皮をチェックして、皮脂の詰まりや乾燥の度合いを確認してくれるところもあります。

そして、その日の状態に合わせたクレンジング剤や保湿成分を選んでくれることが多いんです。

たとえば、私は以前、頭皮がかゆくて気になっていた時に専門店に行ったところ、「乾燥が原因で皮脂が逆に増えてる状態ですね」と指摘されてびっくりしました。

その後は保湿中心のケアを受けたところ、数日でかゆみが落ち着いて、臭いも気にならなくなりました。

このように、症状の“原因”に合わせたアプローチをしてくれるのが専門店ならではの魅力です。

また、静かで落ち着いた個室空間の中で、照明や音楽などにもこだわっているお店が多いため、まさに“自分だけのご褒美時間”が過ごせるのも魅力ですね。

美容室と専門店、それぞれの選び方のポイントは？

では、どちらを選べばよいのか。

これは「目的」と「時間の余裕」によって考えるのが一番おすすめです。

たとえば、髪のメンテナンスと一緒にちょっと頭皮もリフレッシュしたい方は、美容室でのヘッドスパが便利です。

一方で、ニオイが気になる・かゆみが続いている・しっかり頭皮を改善したいという方には、やはり専門店での本格ケアが向いています。

更には、予算面でも違いがあります。

美容室ではオプションで1,000〜3,000円前後のところが多いのに対し、専門店では5,000〜10,000円前後が一般的です。

ただし、それだけの“価値”があると感じる方も多く、口コミでも「悩みの根本から改善できた」という声が多く見られます。

ちなみに、最近は“美容室併設型のヘッドスパ専門スペース”という新しいタイプのお店も増えていて、どちらの良さも兼ね備えているので、選択肢としてチェックしてみるとよいかもしれません。

このように、美容室と専門店のヘッドスパには、それぞれ異なる魅力と特徴があります。

では次に、自宅でできるセルフヘッドスパについて詳しく見ていきましょう。プロに頼らずともできる方法があるんですよ。

自宅でできる！セルフヘッドスパの正しいやり方と注意点

「サロンにはなかなか通えないけど、頭皮の臭いは気になる…」
そんな時に頼れるのが“セルフヘッドスパ”です。

とはいえ、自己流でやってみたけど「気持ちいいだけで効果があるのか分からない」と感じた経験、ありませんか？

だからこそ今回は、おうちでも簡単にできて、しっかり頭皮ケアにつながる“正しいセルフヘッドスパの方法”を、わかりやすくお伝えしますね。

ステップ① クレンジングオイルで毛穴汚れを浮かせる

最初のステップは「乾いた状態の頭皮にクレンジングオイルをなじませること」です。

というのは、皮脂やスタイリング剤の汚れは水だけでは落ちにくく、乾いた状態の方がオイルとなじんで浮き上がりやすいからなんですね。

たとえば、お料理中に手についた油を水だけで落とそうとしても、なかなか取れませんよね。
頭皮でも同じ現象が起きているんです。

市販されている頭皮用クレンジングオイルの中には、メントールが入っていてスーッと爽快感があるものもあります。
ですが、敏感肌の方は成分表示をよく確認してから使うようにしましょう。

尚、塗布後は2～3分置くとより皮脂が柔らかくなりやすいです。

ステップ② 指の腹でマッサージしながらシャンプー

次に行うのがシャンプーです。

この時に大切なのは「指の腹でやさしくマッサージすること」。

爪を立ててゴシゴシ洗ってしまうと、頭皮が傷ついて逆に炎症を起こしてしまう可能性があります。

たとえば、洗顔するときにスポンジでゴシゴシこすったら肌が赤くなってしまった、という経験はありませんか？

それと同じで、頭皮も“皮膚の一部”なので、丁寧にケアすることが大事なんです。

また、シャンプー前にしっかり予洗い（ぬるま湯で1分以上流す）をするだけで、実は7～8割の汚れが落ちるとも言われています。

予洗いを軽視せず、しっかり時間をかけてみてくださいね。

ステップ③ トリートメントは毛先中心に、頭皮には使わない

シャンプー後、トリートメントを頭皮まで塗っていませんか？

実はこれも、頭皮トラブルや臭いの原因になることがあるんです。

トリートメントは髪の毛の補修が目的なので、毛先中心につけて、頭皮には触れないようにするのが鉄則です。

たとえば、顔にボディクリームを塗るのは違和感がありますよね。
目的が違うので、場所に合わせたアイテム選びと使い方が必要ということなんです。

ステップ④ タオルドライ後に頭皮用ローションで保湿

頭皮も肌の一部なので、洗った後はしっかり保湿が必要です。

皮脂が過剰に分泌される背景には「乾燥しているから補おう」とする頭皮の働きがあるため、保湿を怠ると逆効果になってしまうことも。

たとえば、冬に化粧水を忘れて顔がつっぱった経験がある方なら、保湿の重要性はわかりますよね。

頭皮も同じで、乾燥するとバリア機能が乱れて、かゆみや臭いの原因になりがちです。

スプレータイプの頭皮用ローションを使えば、忙しい朝でもさっとケアできるのでおすすめですよ。

セルフケアの頻度と注意点

ところで、セルフヘッドスパは毎日やれば良いというものではありません。

というのは、やりすぎると必要な皮脂まで取り除いてしまい、逆にバランスが崩れてしまうからです。

週に1〜2回が目安とされており、頭皮の状態に応じて調整していくのが理想的です。

また、マッサージは“気持ちよさ”を感じる程度がベストですので、力を入れすぎないように注意してくださいね。

更には、季節や体調によって頭皮の状態は変化しやすいので、自分の頭皮のコンディションに意識を向ける習慣も大切です。

このように、ちょっとしたコツを押さえることで、サロンに行かなくても自宅で効果的なヘッドスパが実践できます。

では次に、頭皮の臭いを根本から予防するために、どんな生活習慣を見直すべきかをご紹介していきます。

頭皮の臭いを予防するために見直したい生活習慣とは

「毎日ちゃんと髪を洗ってるのに、また臭いが気になる…」
そんなお悩みを抱えている方は少なくないと思います。

ですが、頭皮の臭いって、実はシャンプーだけでどうにかなるものではないんです。

というのも、皮脂の分泌や雑菌の繁殖には、生活習慣や体の内側からの影響も大きく関係しているからなんですね。

そこで今回は、頭皮の臭いを根本から予防するために、今すぐ見直したい生活習慣についてお話しします。

食生活のバランスを整える｜皮脂分泌を内側から調整

まず、皮脂の量は「食べ物」で大きく変わります。

特に、脂っこい食事や甘いお菓子を頻繁にとっていると、皮脂が過剰に分泌されてしまうことがあります。

たとえば、揚げ物やスナックを続けて食べていた日の翌日、なんとなく頭皮がベタつく気がしたことはありませんか？

これは、体の中で余った脂肪が皮脂として出てきているサインでもあるんです。

したがって、野菜やたんぱく質、発酵食品などをバランスよく摂ることが大切です。

ちなみに、私は納豆とお味噌汁を朝ごはんに取り入れるようにしてから、肌や頭皮の調子が少しずつ安定してきました。

睡眠とホルモンバランス｜肌の修復タイムをしっかり確保

睡眠不足は、頭皮環境にとっても大敵です。

なぜなら、皮膚の修復やターンオーバーは主に夜に行われており、特に22時〜2時の間は“お肌のゴールデンタイム”とも呼ばれる時間帯だからです。

この時間にしっかり眠れていないと、皮脂のバランスが崩れたり、炎症が起きやすくなったりします。

たとえば、赤ちゃんの夜泣きが続いて寝不足が続いていた頃、頭皮にニキビのようなブツブツができてしまったことがありました。

その時は、「外のケアだけじゃダメなんだな」と実感しました。

尚、睡眠中は副交感神経が優位になってストレスも軽減されるので、睡眠は“頭皮の臭いケア”の一部と考えてもいいくらいです。

ストレスとの付き合い方｜リラックスタイムを意識する

ストレスもまた、皮脂の分泌を活発にする要因の一つです。

たとえば、緊張したプレゼンのあとって、汗をかいたり頭がベタついたりしませんか？

これは「コルチゾール」というホルモンが関係していて、ストレスを感じることで体が“守ろう”として皮脂を出す働きが強まるからなんです。

ですので、意識して“リラックスタイム”を設けることがとても大切です。

私は、子どもが寝た後に好きなハーブティーをゆっくり飲む時間を作るようにしています。

たった10分でも、自分の時間があると気持ちが整い、翌日の頭皮の調子にも違いを感じられるようになりました。

帽子・ヘルメットの蒸れにも注意

また、意外と見落としがちなのが「頭皮の蒸れ」です。

帽子やヘルメット、ターバンなどを長時間つけていると、頭皮に熱がこもり、雑菌が繁殖しやすい環境になります。

たとえば、夏場に帽子を長時間かぶって外出したあと、「なんか臭いがこもってる気がする」と感じたことはありませんか？

この場合、こまめに外して通気性を保つこと、そして帰宅後は早めにシャンプーすることが予防につながります。

更には、通気性のよい素材の帽子を選ぶことも有効です。

このように、食事・睡眠・ストレス・蒸れといった日常の習慣が、実は頭皮の臭いに大きく関係しています。

では最後に、こうした生活習慣を見直しても改善しなかった場合に考えたい、別の原因と対策についてお話ししましょう。

ヘッドスパで改善しなかったときに考えたい他の原因と対策

「ちゃんとヘッドスパを受けているのに、なんだか臭いが改善されない…」

そんな時って、どうすればいいのか迷ってしまいますよね。

確かにヘッドスパは頭皮ケアに効果的ですが、それだけで全ての原因に対処できるとは限りません。

というのは、頭皮の臭いにはいろんな要因が関係していて、外側からのケアだけでは届かない部分もあるからなんです。

そこで今回は、ヘッドスパを続けても改善されなかったときに考えたい「別の視点」と「具体的な対策」についてお話しします。

体の内側の健康状態を見直してみる

まず考えたいのが、内臓や代謝の働きが低下している可能性です。

たとえば、肝臓や腎臓の機能が落ちていると、体内の老廃物や毒素がうまく排出されず、皮膚から臭いとなって出てくることがあるんですね。

これはいわば「排水口が詰まって水が逆流している」ような状態に近いです。

また、糖分や脂質を摂りすぎていたり、便秘が続いていたりすると、それだけでも体臭や頭皮の臭いにつながることがあります。

私自身、出産後に腸内環境が乱れた時期があって、便秘と同時に頭皮のニオイも強くなったことがありました。

その時はヨーグルトや発酵食品を意識して摂るようにしたところ、数週間で少しずつ変化が出てきました。

頭皮以外の皮膚トラブルをチェックする

また、頭皮に見た目の異常がなくても、皮膚のバリア機能が落ちている可能性も考えられます。

すなわち、「皮膚は乾燥しているのに、皮脂が過剰に分泌されている状態」です。

これは脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎などの軽い炎症が原因になっていることもあり、放っておくと臭いだけでなく、かゆみや抜け毛にもつながってしまう場合があります。

ちなみに、夫が頭皮のニオイを気にして市販のクレンジングを試していたのですが、逆に頭が赤くなってしまったことがありました。

皮膚科に行ったところ、成分が強すぎて皮膚が過敏になっていたとのことで、低刺激のシャンプーに変えたらすぐ落ち着きました。

ですから、「清潔にしてるのに臭う」と感じたら、一度皮膚科で診てもらうのも大切な選択肢です。

生活環境や使用アイテムの見直しも重要

加えて、意外と見落としがちなのが「生活環境」や「使っているもの」が原因になっているケースです。

たとえば、枕カバーや帽子を長期間洗っていないと、そこにたまった汗や皮脂が再び頭皮に戻って、臭いの元になることがあります。

あるいは、ドライヤーでしっかり乾かさずに寝てしまったり、タオルが湿ったままだったりすると、雑菌が繁殖しやすい状態に…。

それに対して、週に一度の寝具の洗濯や、毎晩しっかり髪を乾かす習慣を取り入れるだけでも、改善につながることがあります。

更には、シャンプーやスタイリング剤が肌に合っていないというケースもありますので、「自然派だから大丈夫」と思い込まずに、自分の頭皮に合っているかを確かめることが大切です。

他人が気にしているとは限らないという視点も大切

尚、どうしても気になってしまう場合は、「本当に臭っているのか？」を冷静に見直すのも一つの手です。

というのは、自分では臭いと思っていても、実際は他人はほとんど感じていないケースも少なくないからです。

たとえば、妊娠中に匂いに敏感になっていた私は、家族に「頭くさいかも」と何度も聞いていたんですが、「全然わからない」と返されたことがありました。

ストレスや思い込みが、臭いへの意識を過敏にしていることもあるので、時には第三者の意見も参考にしてみるとよいかもしれません。

このように、ヘッドスパで効果が見られなかったときこそ、生活・体調・皮膚・アイテムなど多角的な視点から見直すことが大切です。

それでは最後に、今回の記事全体をやさしく振り返るまとめをお届けします。

まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
頭皮の臭いって、自分ではすごく気になるのに、人にはなかなか相談しづらいですよね。

私も以前、毎日ちゃんと洗ってるのに「なんか頭が臭う気がする…」と感じて、すごく悩んだ時期がありました。
だからこそ、今回ご紹介したヘッドスパや生活習慣の見直しが、少しでもあなたの参考になったらうれしいです。

ヘッドスパは、ただのリラックスではなくて、皮脂や汚れをしっかり落としたり、血流をよくしたり、頭皮を整えるケアでもあります。
だから、臭いの原因を取り除いてくれる効果がちゃんとあるんです。

でも、それでも改善しない時は、自分の生活リズムや食事、ストレスとの向き合い方を見直すことも必要かもしれませんね。
私も「ヘッドスパだけでは解決しないんだ」と気づいてから、食事や睡眠を意識するようになりました。

ちなみに、セルフケアも意外と効果がありますので、時間が取れないママさんにもおすすめです。
週に1〜2回でも、自分のための時間を作って、ちょっと頭をマッサージするだけでも違いますよ。

今日の内容が、あなたの頭皮トラブルを前向きに整えるきっかけになれたら、とても嬉しいです。